
こんにちは、EC村長です。
ネット通販で年商1億円を目指す小さな小売店を運営しています。

村長~!楽天市場に出店したいんだけど、僕が出店してやっていけるかな?
楽天市場は出店費用が高いからね!メリットとデメリットについて解説していくね!

楽天市場は2022年度の国内流通額5兆円を超える国内最大のECモールになります。
出店プランは『がんばれプラン』で19,500円の年間一括払い、『スタンダードプラン』で50,000円の半年分年間2回分割払になります。
出店費用が参入障壁になっている部分もあると思いますが、実店舗を構えるよりも遥かにコストが掛からないのでネット通販で売上を伸ばしていきたいと思うのでしたら避けては通れないECモールになるかと思います。
今回は、楽天市場に出店するメリットとデメリットについて解説します。
楽天市場の出店を検討している、楽天市場にはどんな特徴があるか知りたい、そういった方に読んでいただきたい内容になっています。
当てはまる方は、ぜひ最後までご覧ください。

楽天市場はネット通販の多店舗展開を考えているのであれば必ず展開しなければいけないモールの1つだよ。
メリットとデメリットを解説していくね。
楽天市場に出店する3つのメリット
楽天市場に出店する3つのメリットは以下の通りです。

楽天市場はECサイトの多店舗展開には欠かせないモールだよ!メリットを確認してね!
メリット1:集客力がある
楽天市場の最大の特徴は『国内最大のECモール』という点です。
楽天市場の利用者IDの数は1億以上。
年間流通額は5兆円で圧倒的な集客力があります。
ある程度の知名度がある型番商品で競合に埋もれないのであれば、全く売れないということはないと思います。

楽天市場に出店したばかりの頃、写真も説明も掲載していない商品名だけのページでも売れたから、型番商品は販売しやすいと思うよ!
村長は楽天市場に出店して5カ月目で月商100万円を達成しました。
有料記事になりますが、楽天市場に出店してからの売上推移などは下の記事で公開しています。
メリット2:サポートが充実している
楽天市場、Yahoo!ショッピング、amazonは出店すると店舗にそれぞれECコンサルタントが付きます。
コンサルタントの良し悪しはありますが、村長の経験でいうと楽天市場のECコンサルタントが一番親身になってくれている印象があります。
『出店6カ月以内に月商100万円達成させる』など、コンサルタントにもノルマがあるようで、売上を上げるためにした方が良いことを優先順位をつけて指導してくれます。
また、『RMS Service Square』というページで楽天市場公式の外部サービスを紹介していたり、ネットショップのノウハウや楽天市場での販売方法が学べる『楽天大学』など売上を伸ばすツールが揃っているのも特徴です。

ECコンサルタントが売上を伸ばすために色々なことを提案してくれるよ!
メリット3:在庫連携システムの導入が可能
楽天市場は在庫連携システムの導入も可能となります。
通販サイトを運営していると、在庫がないのに販売してしまうということが必ず起こります。
この状態を『売り越し』と言いますが、在庫がない商品を販売するとクレーム、客離れの原因になりますので注意が必要です。
各ECサイトと在庫連携を図ることで売り越しを防ぎ、売上を最大化することが可能です。

在庫連携って大事なんだね!
便利な在庫連携システムのおかげで小さな店舗でも多店舗展開できるようになったんだよ!

楽天市場に出店する3つのデメリット
楽天市場に出店する3つのデメリットは以下の通りです。

デメリットもしっかりあるから確認してね!
デメリット1:出店費用が高い
楽天市場への出店を考えた時にまず問題になるのが出店費用・初期費用が高いという点だと思います。
『がんばれ!プラン』で初期費用含めて360,000円、『スタンダードプラン』で初期費用含めて450,000円になります。
『がんばれ!プラン』は1年間の費用を前払い、『スタンダードプラン』は6カ月分を前払いになります。

最初に掛かる費用が高いんだね!
ネット通販を本気でやろうと思っている人しか参入してこない金額だよね!

やや高額な出店費用が楽天市場の参入障壁になっている方も多いと思います。
また、楽天市場に出店していきなり売れる方もいれば、全く売れない方がいるのも事実です。
ネット通販の多店舗展開をしたいけど、無理をしたくない方は下記のページをご覧ください。
デメリット2:集客に費用をかける可能性がある
楽天市場は出店数、出品数が多いので、自社の商品ページまでなかなかアクセスが集まらない可能性があります。
その為、『広告』や『ポイント倍率アップ』、『クーポン発行』などで集客をしなければならないかもしれません。
検索の露出を高める広告『RPP広告』や『ポイント倍率アップ』は商品が売れた際に手数料として発生します。
売上目標や広告予算とのバランスを見ながら集客に力を入れていくのもお勧めですが、広告ではなく自社の商品ページの作り込みに時間を割いて、モール内SEOの対策を講じて、それでも売上が伸びない場合は広告をお勧めします。

僕の商品、売れるか不安になってきた。。。
自社サイトやYahoo!ショッピングで安定した売上があるようだったら、楽天市場でも売れると思うよ。

デメリット3:手数料が高い
楽天市場の手数料は出店プラン毎の決済手数料やシステム利用料など様々な手数料が発生します。
売上に対する大まかな手数料は、『がんばれ!プラン』で11~12%、『スタンダードプラン』で9%くらいの手数料になります。
この他にポイント倍率などを付与するとさらに手数料が上がります。
競合店のポイント付与率なども考慮して楽天市場に出店するか検討する必要があります。

実際の村長の手数料はどのくらいなの?
村長の実際の手数料は10%くらいかな。
楽天市場の手数料が特別高いということは無いんだけど、競合店がポイントを沢山つけていると同じポイント倍率にしないと売れないから競合調査が必要だよ!

まとめ
今回は『楽天市場に出店するメリットとデメリット』について解説しました。
ポイントは以下の通りです。
自社サイトである程度の売上があれば楽天市場でも売れると思います。
また、在庫連携システムなどの外部サービスの導入も可能です。
出店料が高いのと集客に費用が掛かる可能性があるのがデメリットです。
リスクを少なく楽天市場に出店したい方は下記の記事を参考にしてみてください。

メリットとデメリットは分かったけど、僕の商品は売れるかな?

多店舗展開してからのリアルな売上も公開しているから参考にしてみてね!
以上、村長でした!
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