
こんにちは、EC村長です。
ネット通販で年商1億円を目指す小さな小売店を運営しています。
村長~!セレクトショップってどうやって開業したの?
今日はセレクトショップ開業に向けて考えることを解説していくね!
セレクトショップというのは、買い付けてきた商品を販売する小売店のことを指します。
特別な免許や許認可などが必要な業種ではないので参入障壁が低く、始めやすいビジネスだと思います。
今回は、セレクトショップ開業に向けて考えることを解説します。
セレクトショップを始めたいけど何からしていいかわからない、セレクトショップ開業について知りたい、そういった方に読んでいただきたい内容になっています。
当てはまる方は、ぜひ最後までご覧ください。
村長の実体験とリアルな数字も公開していくね!
事業計画の参考にしてみてね!
セレクトショップとは
セレクトショップとは複数のブランドの商品を仕入れて販売する業種のことを指します。
コンセプトに沿った商品を仕入れることでお店の独自化が図れるというのが一般的だと思いますが、現状は『このブランドをしているセレクトショップはこのブランドもしている』、『このお店はこの雑誌に掲載されているブランドをセレクトしている』など、全国規模で見ると同じようなセレクトをしている店舗が何店舗もあります。
実店舗販売をメインに考えているのであれば、『○○県の△△というショップみたいになりたい。』といった感じで開業を目指しても良いかもしれませんが、今はネット販売も視野に入れなければ幸せになれるほどの売上がとれません。
実店舗販売とネット販売で売上を上げていく販売方法を確立していく必要があります。
実店舗販売とネット販売をしていかなければならないんだね!
開業は簡単だけど、営業し続けていくことが難しいのがセレクトショップだよ!
自分の理想の店について考える
ジャンル
アパレルには様々なジャンルがあります。
『モード』、『アメカジ』、『ノームコア』、『ストリート』など、さらに細分化していくと『サーフ』や『ロック』などなどジャンルは様々です。
自分の理想の店を考える時に、『このブランドを取り扱いたい』、『ここのブランドが好き』といったイメージのし易い部分になると思います。
どんなジャンルの服を扱うかで、内外装のイメージや客層やターゲットも決まってきます。
流行り廃りのスピードが速いジャンルもあれば、流行り廃りはあるもののスピードはやや遅いジャンルもあります。
どのジャンルでセレクトショップを開業するのかを決めていきます。
コンセプト
お店のコンセプトを決めます。
コンセプトというのは、どういったお客様にどのような価値を提供していくかを言葉に表すことです。
コンセプトを決めていないと仕入れがブレていきます。
仕入がブレていくと来店して頂きたいと思っているターゲットも変わっていってしまい、結果として売上がとれない状況に陥ります。
明確なコンセプトを決めることで、コンセプトに沿った一貫性のある仕入れを行うことができます。
僕はコンセプトを決めなくても大丈夫な気がするよ。。。
コンセプトがないと売上が低いときに、簡単に売れそうな商品を仕入れたりして、気がつくと何屋か分からなくなってたりするよ。
専門性がなくなると大手と一緒になっちゃうから集客は難しくなって売上も取れなくなってくるよ。
取り扱いブランド
一番イメージしやすいのは取扱いブランドだと思います。
自分の理想の店で取り扱いたいブランドを考えます。
取扱いブランドを考えていくと客層や客単価もある程度決まってきます。
また、そのブランドを取り扱っている全国のセレクトショップを検索すると内外装などのイメージも湧くと思います。
取り扱いたいブランドを考えるとワクワクするね!
理想のお店を考えるとワクワクするよね!
理想の店を具体的に考える
実店舗の場所
実店舗をどこで開くかを検討します。
だいたいの人は今住んでいる場所になるかと思いますが、上京して都市部で開業したいと思っている方もいらっしゃると思います。
不動産屋のウェブサイトで店舗物件を見るとだいたいの家賃が分かりますので参考にしてみてください。
また、1つの目安として月の最低売上が家賃の10倍くらい取れる物件がお勧めです。
(15万円の物件であれば、月の売上は最低でも150万円)
経験がないと家賃の10倍の売上が取れるか判断するのが厳しいかもしれませんが、実際に家賃の10倍くらいの売上がないと継続が難しいです。
路面店なのか、2階や3階なのか、路地裏にあるかなどでも家賃は変わってくるし、実際の物件を見ないとイメージも湧かないかもしれないから、試しに不動産屋さんにいって見てみるのも良いかもね!
バッティングについて
理想のお店でイメージしたブランドを実際に取り扱うことができるかをもう少し具体的に考えていきます。
アパレルにはバッティングというものがあります。
取引したいブランドをすでに取り扱っている店舗が近くにある場合、商圏が被っているという理由から取引に応じてくれないというのがバッティングです。
これは、ブランド側があまり取り扱わせたくないと思っていたり、ブランドは取り扱わせたいけど近くのセレクトショップが取り扱わせたくないと思っているのが理由です。
ブランド側がブランディングの為に取扱店を少なくするのは理解できますが、ネット通販が普及している現代でも近くのセレクトショップが取引させないようにブランドに圧力をかけることもあります。
フリーバッティングのブランドもありますが、同じ市や町で既に取り扱われている場合は取引が難しい可能性があります。
好きなブランドが取り扱えないこともあるんだね!
必要な資金
セレクトショップ開業に必要な資金は、大きく分けて4つあります。
仕入資金、設備資金、運転資金、店舗取得費です。
ここからは村長の経験からのざっくりとした数値です。
仕入資金について
国内のアパレルメーカーは7~9月頃に春夏、1~3月頃に秋冬の展示会があるのが一般的です。
オーダーして3~6カ月後くらいから納品が始まります。
在庫を持っているブランドだと取引が始まってすぐに仕入れることができる場合もありますが、メーカーも在庫を持たなくなってきているので、思うように商品が入荷できないことがあります。
仕入資金を400万と仮定していますが、これは開店時に必要な仕入金額であって最終的には1000万を超える在庫金額を目指していくのが理想だと思います。
設備資金について
設備資金は内外装費や什器、ミシンなどの設備に必要な資金です。
契約する店舗にもよりますが、300万あれば店舗らしくなると思います。
こだわろうとするといくらあっても足りないので店舗として機能する最低限度の設備投資で開業し、軌道に乗ってから内外装を作り込んでいくのがお勧めです。
運転資金について
運転資金は軌道に乗るまでの人件費や赤字補填の資金です。
損益分岐点を超える売上を出すまでに何カ月かかるかを見極めて設定する必要があります。
店舗取得費について
店舗取得費は不動産を契約する際にかかる費用になります。
敷金、礼金で家賃の4カ月分から7カ月分くらい掛かる見積もりです。
物件によっては保証会社が入るケースもあり、保証会社にも支払が発生する場合があります。
現実的にやっていけるか考える
掛け率は60%
アパレルの一般的な掛け率は60%になります。
販売価格の60%で買取って販売していく契約が一般的です。
例えば、100万円の売上だった場合、原価は60万円、利益は40万円になります。
原価の60万円は次回仕入分に使い、利益の40万円で家賃や電気代、人件費などを支払います。
実際にはクレジットカード手数料やショッピングバッグ代などが発生しますので利益はもうすこし少なくなります。
月の売上が100万円だとキツそうだね!
損益分岐点
損益分岐点は赤字と黒字の境界線です。
損益分岐点を超えると事業が軌道に乗ったということになります。
損益分岐点は下記の計算で出すことができます。
損益分岐点売上高の公式
損益分岐点売上高 = 固定費÷(1−変動費率)
固定費は家賃や人件費などの毎月変わらない経費のことです。
変動費率は売上高に対する変動費の比率のことで、「変動費÷売上高」といった計算式によって求められます。
本来ですと売上に伴って発生するクレジットカード手数料なども含まれますが、ざっくりと損益分岐点を知りたいのでしたら変動費率は仕入の掛け率60%を当てはめます。
固定費50万円の場合は、
50万円 ÷ (1−0.6)= 125万円
固定費が50万円の場合は125万円が損益分岐点となります。
125万円を30日で割ると41.667円。
1日の売上で41.667円が達成可能かを考えます。
固定費のイメージがつきにくいと思うから、別の記事で村長の店の固定費も掲載するね!
実際に必要な運転資金
損益分岐点が分かると、一日に必要な売上が分かり、一日に何人のお客様に買ってもらう必要があるかが見えてきます。
その数値をみて開店から何カ月で軌道に乗るかを予測し、必要な運転資金を算出していきます。
売上の予測が一番難しいので軌道に乗るまでの運転資金はかなり多めに持っておくのをお勧めします。
また、事業が始まってから追加で借入をしたいと思っても事業が黒字でなければ金融機関は貸してくれません。
開業資金の借り入れをする際に運転資金を多めに借りるのをお勧めします。
開業の手続き
資格や免許
セレクトショップを開業するにあたって必要な資格や免許は基本的にありませんが、古着を取り扱うのでしたら古物商の許可が必要となります。
古物商は実店舗を構える場所を管轄する警察署で申請が可能です。
古物商の取得にかかる費用は19,000円で申請から許可がおりるまで40日~60日程度掛かります。
また、古着をウェブサイトで販売する場合は『URLの届け出』を行う必要があります。
ウェブサイトで古着を販売したい場合は古物商の申請と一緒にURLの届け出を警察署で行ってください。
開業届
税務署に開業届けを提出すると事業がスタートします。
開業届けの提出書類の正式な名称は『個人事業の開業・廃業等届出書』となります。
開業届けは事業を開始してから1カ月以内に提出しなければなりません。
開業届けの書き方は所轄の税務署に行けば教えてくれますので特に難しい点はありません。
提出には、事業所の住所、個人番号、印鑑が必要となります。
青色申告と白色申告
開業届けの提出と一緒に税務署に提出するのが、『所得税の青色申告承認申請書』です。
『所得税の青色申告承認申請書』は、事業の状況をしっかりと記録して計算し納税するという契約書類のようなものです。
申告の仕方には青色申告と白色申告がありますが、セレクトショップを事業としてしっかりと経営していきたいのでしたら青色申告一択です。
青色申告はルールに沿って記帳をしなければならないので作業工数が多いですが、控除額も大きいのが特徴です。
白色申告はルールが簡単で作業工数が少ないですが、控除額が少ないので納税額も多くなります。
青色申告がお勧めなんだね!
青色申告の記帳は会計ソフトを使用して自分でするのが一般的です。
『弥生会計』や『会計王』といった会計ソフトの他に『freee』などのクラウドサービスを利用する方も増えていると思います。
自分で記帳すると何にどのくらいの費用が発生しているのか頭に入ります。
数字から経費の削減や効率化できる部分が見えてきますので、最初から税理士さんを雇うのではなく、ご自分で記帳されるのをお勧めします。
インボイス発行事業者の申請
2023年10月からインボイス制度が始まります。
インボイス制度をざっくり説明すると、今まで年商1000万円以下の事業者は消費税を納めなくてよかったのが、年商に関わらず消費税を納めなければならないということです。
インボイス発行事業者の申請を行わないと、本来小売店が納める消費税分を仕入先が負担することになるため、仕入先が取引に応じてくれない可能性が出てきます。
これは逆もあり、仕入先がインボイス発行事業者の申請を行わないと仕入先が納める消費税を小売店が負担することになるため、仕入先を変える必要性も出てきます。
この記事を書いているのが2023年5月で施行まであと5カ月ありますので、これから状況が変わるかも知れませんが、現在のところ『インボイス発行事業者の申請』を行わないと不利益が出る可能性があります。
セレクトショップという形態だと年商1000万はしっかりとやれば数年で超えるからインボイス発行事業者の申請は開業時にした方が良いと思うよ!
まとめ
今回はセレクトショップ開業に向けて考えることについて解説しました。
ポイントは以下の通りです。
コンセプトや取扱いブランドを考えている時は楽しい時間だと思います。
そこから現実的な数字を当てはめていくことが重要です。
月の固定費を算出し、損益分岐点を計算して、実際に営業をしていけるか熟考してみてください。
村長の店の固定費は別記事で公開したいと思います。
また、事業計画書の作り方も説明したいと思っています。
更新をお待ちください。
以上、村長でした!
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