
こんにちは、EC村長です。
ネット通販で年商1億円を目指す小さな小売店を運営しています。

村長~!
おちゃのこネットが売れないよ~!
おちゃのこネットで売れない時にする施策を解説していくね!

おちゃのこネットでECサイトを開設したものの、思うような売上が上がらないと思われている方も多いのではないでしょうか?
ある調査機関の調べによるとECサイトの平均月商はおよそ10万~15万前後だそうです。
ECサイト全体の50%以上は月商30万以下で、月商100万以上のECサイトは全体の10%ほどと言われています。
目標とする売上高は個々に違うと思いますが、どのようにしていけば売上を伸ばしていけるでしょうか?
今回は、おちゃのこネットが売れない!売上を伸ばしていくコツについて解説します。
おちゃのこネットが売れない、おちゃのこネットで契約しようか迷っている、ネット通販で売上を伸ばしていきたい、そういった方に読んでいただきたい内容になっています。
当てはまる方は、ぜひ最後までご覧ください。

おちゃのこネットが売れないという悩みを抱えている人に向けて書いている記事だけど、どのECサイトにも当てはまる内容になっているよ。
おちゃのこネットで売れない原因を考察する

おちゃのこネットで売上が思うように伸びない場合、どこを改善をすればいいでしょうか?
商品が売れるには様々な要因がありますのでそれぞれのケースによって対策は変わりますが、『商品』、『ページの作り込み』、『集客』を改善することで売上が上がる可能性があります。

売れない原因があるんだね。。。
売れない原因は『商品』

売上が思うように伸びない原因の一つ目は『商品』です。
販売している商品はお客様がわざわざ検索して買いたいと思う価値のある商品でしょうか?
商品で売上を伸ばすには、ニーズがある商品を取り扱う必要があります。ニーズがある商品は欲しい時に買うことができないような生産が間に合っていない商品がほとんどです。価値が高いので転売されている可能性もあります。
ニーズがある商品を取り扱うことができない場合もあるかと思いますが、生産が間に合わないまでは行かずとも、安売りなどがされていない価値の高い商品を取り扱うことが大切です。

価値の高い商品?
自分の商品の価値なんて考えたことなかったよ。。
価値のある商品

お客様は価値のある商品を購入します。
価値のある商品というのは、『供給が少なく、需要が多い』商品になります。
こういった商品は値下げをしなくても売れる商品です。
安くしなくても売れる商品は価値が高いということになります。
逆にいうと他店舗で値引やポイントがついている商品は『価値がない』ということになります。
価値のある商品を識別するには、自分の店舗だけで見るのではなく、市場全体と他店舗でどのような売り方をされているかを調べる必要があります。

商品に価値がなければ売上を伸ばすことはできないよ。
逆に圧倒的な商品力があれば売上は伸ばせるよ。
自社の取扱商品の需要と供給、市場全体と他店舗でどのように販売されているかを確認してみてね!
売れない原因は『ページの作り込み』

売上が思うように伸びない原因の二つ目は『ページの作り込み』が足りないからです。
商品ページには購入に必要な情報が掲載されているでしょうか?
購入に必要な情報は『生産背景』、『生地』、『ディティールの説明』、『シルエット』、『サイズスペック』、『写真』などがあります。
購入したいと思ったお客様がストレスを感じることなく購入できる導線を準備することが重要です。お客様の目線に立って商品ページを作成する必要があります。

商品ページで必要な項目を一つずつ解説していくね!
生産背景

こだわっている商品の生産背景に人は特に惹かれます。
ファッションの分野は趣味性が強い分野です。
低価格な洋服が無数にあるにも関わらず、低価格な洋服を選ばない方が一定数いるのは、お金を使うなら『どこで、誰が、どういう思いで作ったのか』が分かる商品を買いたいと思う人たちがいるからです。
どんな商品にも生産背景があり、生産背景には魅力的な生産背景と魅力的ではない生産背景があります。
熟練の職人が1点1点制作している商品がある一方で、発展途上国の安い労働力を使って大量に生産している商品もあります。
自分の取り扱っている商品に生産背景がないと感じるのであれば、メーカーが魅力的ではない生産背景を隠している場合があります。
『子供が安い賃金で一日中ミシンを踏んで生産している』というのもファストファッションの業界では現実に起こっている生産背景です。
商品を買うということは、『子供が安い賃金で一日中ミシンを踏んで生産している』という生産背景を応援しているということになります。
お客様が魅力的に思うような生産背景を持つ商品を取り扱うことが重要です。
良い生産背景を持つ商品を取り扱って、それをしっかりと商品ページで説明することで売上を伸ばすことができます。

僕の扱っている商品の生産背景なんて考えたことなかったよ。。
生地

生地の説明は商品ページに記載する必須項目です。
洋服の大部分を占めるのは生地になります。
どんな素材で作られた生地で、どの季節に使うことができるのか、どんな生産背景があるかが商品を買う理由に直結します。
素材や織り方、生地の厚みなどで着用する季節が変わります。
同じコットンで生産された生地でもオックスとフランネルでは厚みも着用する季節も変わります。
また、名前が付いている有名な生地もあります。
こういった生地は生産背景や歴史もありますので購入する際の決め手になる可能性があります。
また、生地の取り扱いや洗濯方法も記載するとより購買に繋がる可能性があります。
商品ページで生地を説明をすることで、着用する季節がイメージでき売上を伸ばすことができます。

生地の説明って大切なんだね。
ディティール

各部のディティールを説明することでショップに信頼が増します。
ディティールとは細かいデザイン部分のことを指します。
ブランドサイトでは説明しきれていないディティールを細かく説明することで独自化が図れます。
また、ブランドサイトや他店舗よりも詳しく説明がされているとショップに信頼が生まれて、このショップで買おうという顧客が増えていきます。
各部のディティールを細かく商品ページ内で説明することでSEO対策にもなりアクセス数の増加も見込めます。
商品ページでディティールを細かく説明することでショップに信頼感が生まれ、SEO対策にもなり、売上を伸ばすことができます。

細かく説明することでSEO対策にもなるんだね。
シルエット

着用したシルエットの画像は必須項目です。
着用した写真からの情報はかなり多く、モデルの身長体重、サイズ感やシルエット、ドレープ感やコーディネート提案など写真から受け取る情報で購入の可否を決めていると言っても過言ではありません。
商品を着用して撮影することで、購入後のお客様が実際に着用した時のことをイメージしてもらいます。
着用した画像が商品ページにないと商品の着用した姿がイメージできないので購入に繋がらない可能性がありますので、着用画像は必ず商品ページに掲載してください。

着用して撮影するって少し面倒くさいんだよね。。。
サイズスペック

ブランド発表のサイズスペックを記載するのも必須項目です。
実際に購入を決めても、自分のサイズを判断できなければ購入には繋がりません。
身長と体重で自分のサイズはどのサイズかを問い合わせてくるお客様もいますが、正確に自分のサイズを検討する方はサイズごとの数値で自分のサイズを判断します。
トップスでしたら、着丈、身幅、肩幅、袖丈。ボトムスでしたら、ウエスト、股上、股下、ワタリ、裾幅は記載が必須です。
それに加えて商品の洗濯表示や素材、生産国や注意事項などの記載があると更に良いと思います。
実際に購入をしようと決断してもサイズスペックが書かれていなければ自分のサイズを判断することができませんので、サイズスペックの記載は必須事項となります。

サイズスペックの記載も大切だよね!
写真

写真は格好良い写真と分かりやすい写真を使い分けるのがポイントです。
格好良い写真で興味を持たせて、分かりやすい写真で良い商品だと認識させることが必要です。
格好良い写真は商品に興味を持ちますが、実際に買おうと思うと詳細が分かりにくいです。
逆に分かりやすい写真はディティールなどは分かりますが、格好良さに欠け、そもそも興味を持ちません。
綺麗な写真を撮ることは大前提ですが、格好良い写真と分かりやすい写真を使い分けて商品ページに盛り込むことで売上アップが見込めます。

綺麗に撮るところから始めたいと思うよ!
売れない原因は『集客』

売上が思うように伸びない原因の三つ目は『集客』に問題があるからです。
どんなに素晴らしい商品ページを制作してもECサイトにアクセスがなければ売上は伸びません。集客を伸ばす必要があります。
集客を伸ばすには『Web広告』、『SEO対策』、『SNSでの発信』などがあります。
流入経路が多い方がアクセス数が多くなりますので、アクセス数が多くなるように集客導線を考える必要があります。

集客について必要な項目を一つずつ解説していくね!
Web広告

ECサイトのアクセス数を増やす方法の1つにWeb広告があります。Web広告を出稿することでECサイトのアクセス数を増やすことができます。
Web広告にはリスティング広告やディスプレイ広告などいくつか種類があり、金額を指定して出稿できることと広告の効果測定ができるのが特徴です。
紙媒体の広告だと高額な費用が掛かり効果測定も難しいですが、Web広告は少ない費用で始められることと、効果測定ができるので出稿した広告の検証や修正を繰り返すことで広告効果の最大化を図ることができます。
集客に予算を設定できるのであれば、Web広告を出稿してアクセス数増加を狙い、検証と修正を繰り返して広告効果の最大化を図るのが得策です。

あまりお金がないから有料広告は後回しにしようかな。。。
SEO対策

Googleなどの検索結果で上位表示を狙う対策をSEO対策と言います。
SEO対策を行うことでGoogleなどの検索結果で上位に表示され、アクセス数を増やすことができます。
Googleなどの検索結果は上位表示されなければアクセスされることが難しいです。
狙ったキーワードで10位以内には入っておきたいところですが、SEO対策は今日対策して明日結果が出るというような即効性がある施策ではありません。
検索上位を狙うSEO対策はサイトが検索エンジンにインデックス登録までに多少時間が掛かること、サイトの作り込みと適切なタグの配置、画像のalt設定などページの作り込みに時間が掛かります。
根気強く商品ページを作り込んでいくことがSEO対策の近道になります。
SEO対策は無料でできる対策なので必ずした方が良い集客対策になります。

おちゃのこネットのSEO対策は別の記事でまとめているからチェックしてみてね!

SEO対策は無料だから始めやすいね!
SNSでの発信

InstagramやFacebook、YoutubeなどのSNS経由でアクセス数を増やすことも可能です。
取り扱っている商材を購入するターゲットが多いと思われるSNSを選ぶことが重要です。
SNSで地道な発信をしていくとフォロワーが増えていきます。
フォロワーは投稿内容に興味がある見込み顧客になります。
見込み顧客に対して購入に繋がるような投稿や見込み顧客の悩みを解決するような投稿を繰り返すことでアクセス数増加を狙います。
SNSもSEO対策同様に無料でできる施策なので必ずした方が良い集客対策になります。

動画は難しいかな。。。
Instagramをしてみることにするよ。
それでも売れない場合は多店舗展開

上に記載した対策を全て講じても売上に繋がらない場合は、ECモールなどへ多店舗展開するのもお勧めです。
村長の実体験になりますが、ブランド名で検索順位の上位を獲得してもおちゃのこネットであまり売れないブランドがありました。
その後、Yahoo!ショッピングに出店したところ、おちゃのこネットで売れなかった商品がYahoo!ショッピングでは売れるという現象が起こりました。
値引や特別なポイントを付与していないので、これはこのブランドを買うターゲットがECモールに多くいたということになります。
ECモールの多店舗展開をしていくことで、商品の消化率が良くなり、新しい商品を仕入れる資金ができて、おちゃのこネットで売れる商品に巡り合う機会が増えます。
多店舗展開をすることで売上は確実に伸びますので、おちゃのこネットの売れる対策を全て行っても効果が実感できない場合は多店舗展開をお勧めします。

ECモールへの多店舗展開は下の記事で紹介しているよ。
まずはYahoo!ショッピングから出店していくのがお勧めだよ!

Yahoo!ショッピングは無料だから始めやすいね!
まとめ

今回はおちゃのこネットが売れない場合の対処法について解説しました。
ポイントは以下の通りです。
効果がすぐ現れる施策もあれば、効果が出るのに時間がかかる施策もあります。
効果がでるまで時間がかかる施策は根気強く続けることが重要です。

おちゃのこネットが売れない時にする施策を解説してきたよ。
ネット通販で売上を伸ばしていく全体像やおちゃのこネットで行うSEO対策などは下記のページで解説しているので参考にしてみてね。
おちゃのこネットで売れなければ、他のASPカートに乗り換えても売れません。
問題はどのASPカートにするかではなく、この記事で解説した『商品』、『ページの作り込み』、『集客』のどこかに問題があるからです。
自分のECサイトの問題点を把握して一つずつ対応していけば、売上に繋がっていくはずです。

売れない原因がなんとなくわかったよ!
問題点を把握して、出来るところから対応していってね!

今後もおちゃのこネットに関することも定期的に発信していきたいと思います。
以上、村長でした!
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