
こんにちは、EC村長です。
ネット通販で年商1億円を目指す小さな小売店を運営しています。

村長~!セレクトショップの競合分析について教えて!
競合分析って大切だよね!
分析の方法を簡単に紹介するね!

セレクトショップ経営において競合分析は不可欠です。
アパレル市場は変化が激しく、競合他社との適切な差別化が成功への道を拓きます。
競合分析を怠ると、他社の施策や市場の変化に飲み込まれ、知らぬ間に不利益を被ることにつながります。
戦略がないまま営業を続けていくと、徐々に顧客が流失し売上が低下していくといった影響をもたらす可能性があります。
今回は、セレクトショップ競合分析:5つの成功ポイントについて解説していきます。
競合分析をしたい、売上を伸ばしたい、経営に行き詰っている、そういった方に読んでいただきたい内容になっています。
当てはまる方は、ぜひ最後までご覧ください。

特にECサイト運営は競合分析が大切だよ!
競合分析をしたことがない人はやってみてね!
セレクトショップの競合分析
競合分析の重要性

まずは競合分析の重要性を解説します。
セレクトショップの競合分析は安定した経営をしていく為に必ずしなければならないことです。
また、競合分析を行うことで売上を著しく伸ばすことができる可能性を秘めています。
アパレル市場の動向や競合店の強みや弱みを把握することで、競合店との差別化を図ることができ、現状よりも売上を伸ばすことができる可能性があります。
同じブランドをセレクトをしている競合店で特定の商品を著しく販売していることが分かった場合は市場での需要を示唆しており、自分の店舗も同じような売上を作れる場合もあります。
逆に競合店の売れている要因を分析しない状態が続くと、競合店に自社の持っている顧客が奪われて売上が徐々に下がっていく可能性もあるので注意が必要です。

競合店が自分の店舗よりも素晴らしいサービスをしている場合は顧客が流出していくよ。
競合店より良いサービスはしなくても良いけど、最低でも他社と同水準でなければいけないよ!
競合分析の手法とツール

効果的な競合分析には適切な手法とツールが必要です。
検索順位や検索ボリューム、ソーシャルメディアの反応データを分析することで競合のマーケティング戦略を理解し自社がどのような販売戦略を立案していくか方向性を導き出すことができます。

競合分析の手法は下の方で解説しているよ。
競合サイトの選定

まずは自社と競合するセレクトショップのECサイトを選定します。
競合サイトの選定は慎重に行うことが重要です。
例えばあるブランド名で検索した場合に大手セレクトショップが表示されている場合、大手セレクトショップは競合に入るのでしょうか?
答えはNOです。
資本力も取扱い点数も多い大手には、どうやっても勝てる見込みがありません。
その為、大手セレクトショップを分析しても自社のマーケティングに活かす部分はあまりないように感じます。
大手セレクトショップと中小規模セレクトショップの比較により、市場全体の傾向を把握することは可能ですが、あくまでも同レベルのセレクトショップが運営するECサイトを競合サイトとして選定することをお勧めします。

同規模のセレクトショップの競合店と比べるんだね!
まずはブランド検索をして検索上位10店舗を調べるよ。
そして同規模のセレクトショップを競合として選定していくことをお勧めするよ。

ECサイト分析ツール

競合サイトの分析には「SEOアクセス解析ツール・バーサス」がお勧めです。
SEOの観点から競合分析が可能なツールで、競合のページでどういったSEO施策が行われているのかを確認することができます。
meta情報や多く使われている単語、インデックス数やリンク数などを知ることが可能です。
無料で使えるツールですので興味があれば使ってみてください。

便利な無料ツールがあるんだね!
Instagram分析ツール

Instagramで競合分析を行う場合はインスタグラム分析ツール【Social Penguin】がお勧めです。
競合分析の他にも自動返信機能やメンションやリールを活用した拡散施策、抽選機能、チャットボットなどフォロワーを増やす機能が揃っています。
Instagramの運用に行き詰っている場合は導入を検討してみるのもお勧めです。


Instagramを重視している場合はインスタグラム分析ツール【Social Penguin】の導入を検討してみてね!
セレクトショップの競合分析方法
セレクトショップ ブランド比較

競合店の取り扱いブランドを比較することで自社と競合しているかの判断も行えます。
取扱いブランドが購買行動に与える影響は大きく、競合サイトの取扱いブランドを比較することで自社と競合している部分を判断できたり、強みを見出せる場合があります。
人気ブランドのラインナップや別注商品などの独自の取り組みを比較分析して強みと弱みを分析してください。

自分の店舗でよく売れているブランドを競合店はどの程度展開していて、どの程度入荷しているか、分析してみてね!
競合よりも品揃えを重視するのか(横に広く展開)、在庫量を重視するのか(縦に積む)のかで差別化が図れる場合もあるよ!
価格競争分析

価格競争分析は消費者の購買決定に大きな影響を与えます。
インターネットの普及により、消費者が他店舗との価格比較を行うことが一般的になりました。
競合サイトの価格戦略を明らかにすることで戦略的な価格設定が可能となります。
セレクトショップで販売している商品はブランドから仕入れた型番商品になるので、どこで購入しても同じ商品が届きます。
他店舗で安く販売すると、そのサイトに注文が集中するような流れになるので1店舗で安売りが始まると自然と価格競争に陥っていきます。
競合サイトを分析して価格競争が起こっている場合は、価格競争が起こっているブランドとの取引を辞めて価格競争が起こっていないブランドの取扱いに舵を切っていくことをお勧めします。

価格競争が起こっているブランドは辞めた方が良いよ。
安くしても売れない場合もあるし、利益が残らないから取り扱う方がリスクがあるよ。
商品ラインナップ比較

競合サイトと商品のラインナップを比較します。
人気商品を多くラインナップしていると顧客獲得に繋がります。
例えば、1年を通して販売できる人気商品の在庫がどの店舗も数カ月後には完売しているという状況がある場合は、次回入荷まで在庫を切らさないだけでも競合との差別化になります。
顧客が求める商品を把握し、競合サイトの商品ラインナップを比較分析することで差別化を図ることができます。

あくまでも目安だけど、競合のECサイトで商品がどの程度カートに入るかを確認すると、どのくらい入荷しているかが分かるよ。
ECサイトでの販売実績の分析はネクストエンジンが便利です。
複数のECサイトの在庫管理を一元管理しているので、何月に何枚入荷して、いつ完売して、いつ再入荷したか、という情報が商品のサイズ毎に分かるようになります。
販売実績が分析できるので適正在庫を割り出すことも可能です。
ネクストエンジンの強みは複数のECサイトの受注管理や在庫管理を一元化できることですが、本来の使い方ではなく販売実績を記録し、適正在庫を割り出すことができるという点だけを見てもネクストエンジンを導入するメリットがあると思います。

ネクストエンジンってすごいんだね!
オンラインサービスの分析

ECサイトの見やすさ、商品ページの説明量、決済方法の種類、配送品質やスピード、Q&Aなどユーザー視点のサイト運営は競合との差別化に繋がります。
競合サイトにはあって自社サイトにはないコンテンツやサービスなどがあった場合は類似したコンテンツやサービスで追随するか検討するのもお勧めです。
ユーザーにとって使いやすく分かりやすい、安心して購入できるサイトを心掛けることで競合との差別化を図ることができる可能性もあります。

サイトの見やすさや商品ページの説明量、決済方法の種類、Q&Aの作成などを考慮すると、自社サイトは【おちゃのこネット】がお勧めだよ!
今は無料プランもあるから始めやすいね!

ユーザーレビューの分析

ユーザーのレビューを分析することで競合店の強みや弱みを分析することが可能です。
自社サイトのレビューは自社で操作が可能な場合もあるので当てにならない場合もありますが、楽天市場やYahoo!ショッピングなどのモールはユーザーの生の声を見ることができます。
競合店でレビューを書いたお客様は自社で購入する可能性も高いです。
どのような事に関心を持っているのか、どのようなことを不満に思うのかを分析することができます。

競合が楽天市場などのモールに出てる場合はレビューを見るのもお勧めだよ!
ターゲットがどのようなことに喜んで、どのようなことに不満を持っているかが分かるよ!
まとめ

今回はセレクトショップ競合分析:5つの成功ポイントについて解説しました。
競合分析を行うことでアパレル市場の動向や競合店の強みや弱みを把握することができ、競合店との差別化を図り、現状よりも売上を伸ばすことができる可能性があります。
逆に競合店の売れている要因を分析しない状態が続くと、競合店に自社の持っている顧客が奪われて売上が徐々に下がっていく可能性もあるので注意が必要です。
以下、簡単なまとめです。

取り扱っているブランドの売上のシェア1位を獲得することが目標だよ。
まずは1つでも良いからブランドの売上シェアの1位が取れるように競合分析から始めてね!
競合分析を進めていくと自社の弱みと強みが分かってきます。
自社の弱みを無くしつつ、強みを更に磨いていくことで事業が成長していきます。
自社の分析をしたい場合はネクストエンジンの導入も検討してみてください。

村長がしている競合分析も後日紹介したいと思います!
以上、村長でした。
今年の夏も売れない【セレクトショップ運営日記】
7月に入り、いよいよ本格的な夏が始まりました。 気温も湿度も上がり、街も夏休みモードへと向かうこの時期、セレクトショップの店頭はというと……少し寂しさを感じる静けさです。 毎週書いているこの運営日記では、現場の実感や日々の気づきを綴っています。 今週のテーマは「夏は何も売れない」です。 長くこの仕事をしてきたからこそ見えてきた、季節ごとの売れ行きの波や、その中での経営判断について、少し整理してみたいと思います。 夏はやっぱり何も売れない セレクトショップを経営していると、季節によって売上に大きな波があるこ ...
2025年6月の所感【セレクトショップ運営日記】
お疲れ様です、EC村長です。 ネット通販で年商1億円を目指す小さな小売店を運営しています。 セレクトショップを運営していると様々なことが起こります。 嫌な思いをしたらもう二度と同じことは繰り返さないと誓いますが、すぐに忘れてしまい、同じ失敗を繰り返したりします。 良く言えば『切り替えが早い』、悪く言えば『忘れっぽい』ですね。 記録をしても改善できないこともあると思いますが、思う事を綴っていきたいと思います。 店舗運営をしているとこういった問題や悩みがあるんだなと、暇つぶしに読んで頂けたらと思います。 20 ...
「売れないモノ」は売らない セレクトショップ成功の分かれ道
セレクトショップを長く経営していると、つくづく実感することがあります。 それは──「売れないモノは、どう頑張っても売れない」という、あまりにも当たり前な現実です。 もちろん、POPを工夫したり、SNSで紹介したりと、販促の努力は必要です。 ですが、そもそも“営業しなければ売れない商品”ばかりを扱っていては、事業として持続しません。 世の中には、営業せずとも売れていく商品、紹介したくなるブランド、自然とファンがつく仕組みがあります。 本当に力を入れるべきは、「売れないモノをどう売るか」ではなく、「営業しなく ...
仕入の失敗が減る ネクストエンジンで始める売上分析術
セレクトショップを長く経営していると、「この商品、なんとなく動きそうだから多めに仕入れておこう」「去年はすぐ売り切れたから今年は倍にしてみよう」といった“経験則”に頼る場面が少なくありません。 もちろん、現場感覚や肌感覚も大切です。 ただ、売上を安定して伸ばしていくためには、それだけでは限界があります。 私自身、複数のECモールを運営するなかで、「仕入が売上をつくる」という当たり前の事実と向き合い続けてきました。 そして今、仕入を感覚から“データ”に置き換えていくことで、売上の波を平準化させ、在庫の最適化 ...
セレクトショップのAmazon攻略法
セレクトショップを経営されている皆さまにとって、「次にどの販路を強化するべきか」というテーマは、常に頭の片隅にあるのではないでしょうか。 私自身も、ECサイト運営やモール販売を続ける中で、最近あらためて注目しているのがAmazonでの出品です。 「Amazonは価格競争が激しく、セレクトショップ向きではないのでは?」と感じる方もいらっしゃるかと思います。 実際、私も以前はそう考えていました。 ところが、ある条件が揃ったときに限っては、Amazonが売上拡大のチャンスになり得ることに気づきました。 特に、A ...
売れる店は始めてる!Yahoo優良配送の対応術
Yahoo!ショッピングに出店している方であれば、一度は耳にしたことがあるであろう「優良配送」。 ここ最近、この優良配送マークが売上に与える影響が無視できないレベルになってきました。 私自身、十数年セレクトショップを運営してきた中で、ECの成長スピードとともに、お客様の「当日・翌日配送」への期待値がどんどん高まっているのを肌で感じています。 特にYahoo!ショッピングでは、検索結果や商品ページにこのマークが表示されるかどうかで、お客様のクリック率や購入率に大きな差が出るようになりました。 一方で、「毎日 ...