
お疲れ様です、EC村長です。
ネット通販で年商1億円を目指す小さな小売店を運営しています。
セレクトショップを経営していると矛盾していることに気が付くことがあります。
セレクトショップ経営で矛盾していることについて書きたいと思います。
セレクトショップを運営していると様々なことが起こります。
嫌な思いをしたらもう二度と同じことは繰り返さないと誓いますが、すぐに忘れてしまい、同じ失敗を繰り返したりします。
良く言えば『切り替えが早い』、悪く言えば『忘れっぽい』ですね。
記録をしても改善できないこともあると思いますが、思う事を綴っていきたいと思います。
店舗運営をしているとこういった問題や悩みがあるんだなと、暇つぶしに読んで頂けたらと思います。
当たり前の中に矛盾がある

当たり前だと思っていることを突き詰めていくと矛盾していたり、違和感を感じることがあります。
セレクトショップ経営で矛盾している、違和感を感じていることを書いていきたいと思います。
矛盾1:顧客が損をして新規が得をする
当たり前に行われているSALEなどの値引き販売に矛盾を感じます。
販売の基本的な考え方は、「いつも購入してくれる優良顧客が得をする」が正解だと思っています。
ただ、SALE時期になると優良顧客がプロパーで購入した商品が値引きになり、新規がそれを購入するという流れが生まれます。
これは「いつも購入してくれる優良顧客が得をする」という構図になりません。
この矛盾を解決すると、また違った未来が開けるかもしれません。
いつも買いに来てくれるお客様よりも新規客が得をするのはダメだね。。
矛盾2:店頭で購入すると損をしてネット通販で購入すると得をする
どのセレクトショップも当たり前に行っている店頭販売とネット通販の値段の差にも矛盾を感じます。
これも基本的な考えは、「店頭で購入してもネット通販で購入しても価格は変わらない」が通常の考え方です。
セレクトショップはブランドから仕入れて販売をするので、型番商品を販売する小売店に分類されます。
Google検索やモール内でブランド名と商品名を検索することで、該当の商品が表示されます。
多くの場合、値引きをしているショップがあったり、モールのポイントが付与されています。
ECモールの場合は特にポイント付与に矛盾を感じますが、これは店頭で買うよりもネット通販で購入した方が安く購入できるということになります。
そうなると最寄りの取扱店で試着をして、一番安くてお得な取扱店からネット通販で購入する人が増えていきます。
対抗策はポイント付与率を他店舗と並べることでしょうか?
価格競争が激化して最終的に売れなくなっていきそうですね。
この矛盾が解決できれば、また違った未来が開けるかもしれません。
ネット通販の方がポイントが貯まるから、店頭よりもネット通販の方がお得に購入できるね。
じゃあ、店頭で購入している顧客さんは損をしていることになるのかな?
矛盾3:滞在時間が長い顧客
どのセレクトショップにも1人はいると思いますが、滞在時間が長い顧客にも矛盾を感じます。
滞在時間が長い顧客は、そのセレクトショップや取扱商品が好きな顧客です。
多くの場合、その顧客は迷惑を掛けていると思っていません。
店舗やスタッフから好印象を持たれていると思っています。
悪気がないのでタチが悪いです。
滞在時間と購入金額が比例しません。
費用対効果がとても悪いのです。
ただ、取扱商品が好きそうなお客様を連れてくることもあり、無下にはできません。
この矛盾が解決できれば、また違った未来が開けるかもしれません。
長時間居座る顧客を作らないような仕組みが大切だね。。
矛盾に気付き解決すると道が開ける

上で挙げた矛盾はほんの一握りですが、こういった矛盾がないか店舗運営を振り返ってみると発見があるかもしれません。
矛盾の中に事業が成長できる気付きやヒントがあるように思います。
矛盾の中に成功のヒントが隠されていると思うんだよね。。
2024年9月3週目のまとめ

今週はセレクトショップを運営していて感じる矛盾について書きました。
解決できない矛盾もあるかもしれませんが、業績を伸ばすには解決しなければいけない矛盾もあります。
1つ1つの矛盾を丁寧に紐解いていこうと自分に言い聞かせた1週間でした。
うまくいかない事が多くて嫌になるね。。
以上、村長でした。
今週もお疲れさまでした。
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