
こんにちは、EC村長です。
ネット通販で年商1億円を目指す小さな小売店を運営しています。

今日はセレクトショップを開業して後悔したことを書きたいと思います。
セレクトショップを運営していると様々なことが起こります。
嫌な思いをしたらもう二度と同じことは繰り返さないと誓いますが、すぐに忘れてしまい、同じ失敗を繰り返したりします。
良く言えば『切り替えが早い』、悪く言えば『忘れっぽい』ですね。
記録をしても改善できないこともあると思いますが、思う事を綴っていきたいと思います。
店舗運営をしているとこういった問題や悩みがあるんだなと、暇つぶしに読んで頂けたらと思います。
セレクトショップを開業して後悔したこと

セレクトショップの経営を始めて十数年が経過しました。
紆余曲折しながら様々な経験をしてきました。
セレクトショップを開業して後悔したことを書きたいと思います。
事業が軌道に乗るまで大変
開業してまず後悔したことは、多額の借金を背負ったことです。
軌道に乗るのが遅かったこともあり、金融機関や友人、知人からも多額の借金をしました。
特に友人に借金のお願いをしなければいけないのは辛かったです。
快く貸してくれる友人がいる一方で、説教してくる知人がいたり、返済を迫ってくる知人もいました。
自分自身を情けないとも思いましたが、「貸さないなら説教するな!」「早く返して欲しいって言うんだったらそもそも貸すな!」というようなことを本人に伝えたり、心で強く思っていたのを憶えています。
何をしたら業績が上がっていくのか、あといくらあれば軌道に乗るのか、未来を描くことができなかったので不安でした。
軌道に乗るまで長い期間掛かったのが財産でもありますが、友人や知人に迷惑を掛けたことを後悔しています。
セレクトショップを経営しているのは金持ちばかりだった
展示会などでブランド側から他県のセレクトショップ経営者の方をご紹介いただく機会が何度かありました。
そこで紹介されるセレクトショップ経営者の多くは働かなくていいようなお金持ちばかりでした。
セレクトショップ経営が成功してお金持ちになった訳ではありません。
お金持ちだった家の子供がセレクトショップを経営しているということです。
世の中、平等ではないことは理解していますが、アパレル業界は特にお金持ちが多い印象です。
小さなセレクトショップを経営しても高級外車や高級時計が身に付けられる売上は出せません。
そもそもお金持ちだった方々の見栄の張り合いの中にポツンと村長が存在している感覚です。
若い頃はアウトローな業界だと思っていましたが、ボンボンの集まりだったので気が付いた時はショックでした。
人生を掛けてビジネスをしていく業界ではなかったと後悔しています。
たくさん売るとブランドから嫌われる
セレクトショップの仕事は売ることです。
多くのお客様に商品の魅力を伝えてファンを増やしていくことが売上に繋がると信じています。
少ない売上の頃は気にもしませんでしたが、たくさん売るとブランド側の対応が変わり嫌われるようになります。
ブランド側は「たくさん売る=安売りをしている」と捉えるようです。
安売りしている事実はないにも関わらず、決めつけてしまうので困ります。
味方だったブランドも敵に回るような関係性になるので、そういったブランドと取引をしていたことに後悔します。
取引をするブランドを間違えると売れても後悔することになるので、注意していきたいところです。
人付き合いも費用対効果で考えるようになる
経営者になると単純な仕事量も増えますが、情報収集や勉強に費やす時間も増えます。
勉強や仕事は好きなので苦になりませんが、経営者になる前と比べると人と関わる時間が少なくなったと感じます。
全ての行動に理由を付けるようになってくるので、人付き合いも損得勘定や費用対効果で考えるようになってしまいました。
この考え方でなければ事業が軌道に乗ることはなかったと思いますが、純粋に友達と遊ぶといったことが無くなったのは少し寂しい気もします。
子供の頃のような純粋さがなくなったことに少し後悔しています。
思っているよりも舐められる
開業したばかりの頃、「セレクトショップを経営している」ということを人に話すと舐められました。
「給料安いでしょう?」「儲からないでしょう?」というようなことを何度言われたか分かりません。
当時は若かったからだと思っていましたが、最近でも同じようなことを言われます。
「舐められたくない」という気持ちは若い頃はありましたが、今はもうありません。
見栄っ張りばかりの業界ですのでキリがないのです。
こういう業界にいると擦れていくので、どんなに事業が成長して安定しても子供にだけは継がせないです。
そういった業界に身を置いていることを後悔しています。
自分を大切にしたい

業界自体に嫌気がさしているので、どうにもやりきれない気持ちになりますが、経営者の良い所は自分で未来を切り開けるところです。
裁量権があるところが会社員と違うところですので、自分をもっと大切に、自分が嫌だと感じる取引先はどんなに売れていても取引を辞めていくのが良いのではないかと思います。
極端な話ですが、売れるECサイトを運営しているとどんなブランドでもある程度は売れます。
わざわざ嫌な思いをして取引をするなら、関係が良好なブランドの取扱い点数を増やしたり、新たなブランドとの取引を模索する方が未来が明るいと感じています。
ストレスがある取引先を少なくしていこうと思います。
2024年9月3週目のまとめ

「自分のお店を経営する=夢が叶う=幸せ」だと思っていましたが、後悔も多々あり将来の不安も大きく幸せとは程遠いと感じています。
世の中の流れも速く上手く行かないことも多いですが、時代の流れに取り残されないように自分を大切にしながら営業をしていきたいと思います。

徐々に年末が近づいてきました。
棚卸金額などにも目を配りながら運営していきたいと思います。
以上、村長でした。
今週もお疲れさまでした。
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