
こんにちは、EC村長です。
ネット通販で年商1億円を目指す小さな小売店を運営しています。

楽天市場の長期休暇設定の手順になります。
正しく設定しなければクレームやペナルティを受ける可能性がありますので長期休暇前に忘れに設定されることをお勧めします。
長期休暇前はECモール毎に長期休暇設定をしなければなりません。
正しく設定しないと購入者からクレームが来たり、ECモール側からペナルティを受ける場合があります。
今回は 楽天市場の長期休暇設定の手順 について解説します。
楽天市場を運営している、長期休暇設定について知りたい、そういった方に読んでいただきたい内容になっています。
当てはまる方は、ぜひ最後までご覧ください。
楽天市場の長期休暇設定

楽天市場の長期休暇設定をまとめました。
長期休暇で対応するべき項目は以下の4項目です。
カレンダーの休業日設定

設定場所
『 RMS → 基本情報設定 → 休業・対応時間の設定 』
カレンダーの休業日設定は商品到着日時に関係する部分になります。
この設定をし忘れると『注文をしたけど届かない』といったようなトラブルになる可能性が出てきます。
長期休暇設定で必須項目になりますので忘れずに設定しましょう。

休業日に設定したい日にちをクリックするだけで「休」のマークが表示され、休業日として設定されます。
『受注業務はするけど発送業務やお問い合わせ対応はしない』、『受注業務と発送業務はするけどお問い合わせ対応はしない』などの業務によって休業日が異なる場合は「業務別で設定に変更する」ボタンをクリックすることで業務別に休業日を設定することができます。

『 RMS → 基本情報設定 → 休業・対応時間の設定 』の下にはお問い合わせ業務を行う日の対応時間や注文締めきり時間などの設定できます。
休業設定でお問い合わせ業務を行う日のお問い合わせ対応時間や回答期限が設定できます。
注文締切時間は当日中の注文を締め切る時間になります。
設定した時間より前の注文が当日注文の対象となりますので、休業日の設定と合わせて業務に支障が出ないかを確認する必要があります。
ショップからの重要なお知らせ【サイト上】

設定場所
『 RMS → 基本情報設定 → ショップからの重要なお知らせ 』
「ショップからの重要なお知らせ」は様々な場所に表示されるので設定しておくことをお勧めします。
具体的な表示場所は以下の通りです。
「ショップからの重要なお知らせ」は長期休暇のお知らせ以外にもイベント告知やレビュー対策など様々なことに利用できます。
自社に合った利用方法を検討するのもお勧めです。

表示期間が指定できるのも嬉しいポイントです。
表示期間が過ぎると非表示になります。
ショップからの重要なお知らせ【メール】

設定場所
『 RMS → 基本情報設定 → ショップからの重要なお知らせ(メール) 』
「ショップからの重要なお知らせ(メール)」は設定した内容をメールに差し込んで配信する機能です。
具体的な表示場所は以下の通りです。
「ショップからの重要なお知らせ(メール)」は「注文」や「資料請求」「予約注文」をした場合に自動送信されるメールに表示される内容になります。
顧客に周知させるにはメルマガで長期休暇をお知らせするのも良いと思います。

「ショップからの重要なお知らせ(メール)」も表示期間の設定ができます。
長期休暇のお知らせ以外にも使えるので、利用方法を自社で検討してみるのもお勧めです。
バナーの設置

設定場所
『 RMS → デザイン設定 → 共通バナー設定 』など
長期休暇をお知らせするバナーを設置することで長期休暇期間や発送日などを周知することが可能です。
楽天Goldで長期休暇のページを作成し、長期休暇の期間や発送日などをお知らせするのも良いと思います。
長期休暇のページを作成するのが手間な場合はバナーに情報を詰め込むのも良いと思います。
ユーザーが分かりやすい表示を検討しましょう。
長期休暇中の対応

長期休暇中も注文やお問い合わせなどが入ります。
どのような対応をすれば良いかを考えます。
受注対応
長期休暇中に受注を停止することも可能ですが、特別な理由がない限り注文が入るようにしておくことが売上を最大化させるポイントです。
注文者はすぐに届くと思っている場合もありますが、上の項目で記載した内容を徹底していればトラブルになる可能性は限りなく低くなります。
長期休暇中の「注文確認」などの受注作業はわざわざ対応することはありません。
カレンダー設定で「休」にしているのであれば、休暇明けからの対応で構いません。
お問い合わせ対応
お問い合わせ対応もカレンダー設定で「休」であれば対応する必要はありません。
ただ、連休明けは連休中の注文処理や発送処理などもあるので仕事量が多いことが予想されます。
連休明けの仕事を少なくしたいのであれば、カレンダー設定を「休」で設定してすぐに対応できそうなお問い合わせは休暇中に対応するのも良いと思います。
発送対応
カレンダー設定で「休」に設定しているのであれば発送業務はお休みになります。
連休明けは発送個数が多いことが予想されますので、当日発送に対応しているのであれば人員の確保は必須となります。
発送個数が多いのであれば実店舗の営業を休みにして発送を優先することも考えておいた方が良いと思います。
対応し忘れた場合に起こること

長期休暇設定をしないと購入者からクレームが来て、楽天市場からもペナルティを受ける可能性もあります。
詳しく説明していきます。
購入者からのクレーム
購入者は注文後にすぐ届くと思っている場合が多いですので、長期休暇設定をしていないと購入者からクレームが入る可能性が非常に高いです。
特にカレンダー設定は「注文日から何日以内に到着する」といった表示がされるので長期休暇設定を忘れると大きなトラブルに繋がる可能性が出てきます。
万が一、長期休暇設定を忘れてしまった場合はクレームに繋がらないように注文が入ったお客様にメールやお電話で丁寧なご案内をする必要があります。
お客様が知りたい情報は「到着日時」ですので、「いつ発送して最短でいつ届くか」を説明できるようにしましょう。
楽天市場からのペナルティ
「最強配送」を希望している注文は「配送遅延の補償」の対象になります。
配送遅延の補償
楽天あんしんショッピングサービス
Rakuten最強翌日配送対象商品を各ショップが定めた締め切り時間までにご注文いただいたにもかかわらず、万が一、予定日までに商品が届かなかった場合、お詫びとして合計購入金額(税込)の5%相当の楽天ポイント(期間限定)を付与いたします。
楽天あんしんショッピングサービス 配送遅延の補償 抜粋
お客様からの補償申請があった場合は店舗側が5%のお詫びポイントを負担することになります。
また、配送遅延が原因によるキャンセルは店舗都合のキャンセルとなります。
店舗都合の注文キャンセルをすると違反点数が加算されていき、あまりにもひどいECサイト運営をしているとペナルティを受ける可能性もあります。
最悪の場合、退店処理となりますので注意が必要です。
まとめ

今回は楽天市場の長期休暇設定について解説しました。
特に難しい作業ではありませんので、ゴールデンウィークや年末年始休暇の際は長期休暇設定を忘れずにしましょう。

Yahoo!ショッピングやAmazonの長期休暇設定も記事にしたいと思います。
以上、村長でした。
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