【目標】リタイアまでの計画1

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私のセレクトショップは、アパレル業界の中では比較的業績も良く、周囲から見れば事業は順調に推移しているように映っているかもしれません。

しかし、私自身の胸の内にあるのは「事業をさらに大きくしたい」という野心ではなく、「一刻も早く仕事をリタイアしたい」という強い思いです。

創業して数年が経過した頃に芽生えたこの違和感は、「事業が軌道に乗れば消えるだろう」という予想に反し、年々大きくなる一方でした。

今後もこの気持ちが変わることはないと確信したため、今回から具体的に「リタイアまでの計画」を記事として残し、ロードマップを可視化していこうと思います。



業績は順調、それでも「早くリタイアしたい」のが本音



商売自体は決して嫌いではありませんし、お客様や取引先にも恵まれています。

しかし、「誰かのために働く」ことも「自らの事業を永久に回し続ける」ことも、私の人生のゴールではありません。

だからこそ、事業を廃業した後は一切の労働をやめ、これまで築いてきた資産を運用しながら悠々自適に暮らすことを最終目標に設定しました。

もちろん、将来的に情熱を傾けたい何かが新たに見つかったり、再び起業したくなったりすれば話は別ですが、計画のベースとしては「完全なリタイア(労働収入ゼロ)」で組み立てていきます。



創業数年で芽生えた違和感。成功しても消えなかったリタイアへの思い

起業した当初は日々の資金繰りや店舗運営に必死でしたが、事業が少しずつ安定し始めた創業数年目の頃から、「いつまでこの生活を続けるのだろう」という疑問が頭をよぎるようになりました。

「事業がもっと拡大し、手残りが増えれば達成感が勝って辞めたい気持ちも消えるはずだ」と自分に言い聞かせてきた側面もあります。

しかし、売上や利益が積み上がってもリタイアへの渇望が薄れることはありませんでした。

この本音から目を背けず、正面から向き合うことが今回の計画のスタート地点です。



廃業後は働かない。人生の舵を「完全な自由」へと切る覚悟

リタイア後の生活において、アルバイトや業務委託といった「生活費を補うための労働」は一切組み込みません。

完全に自分の時間を自分のためだけに使える状態を作ることこそが、私が目指すリタイアの定義です。

自分の意志で時間を使い、誰にも束縛されない生活を手に入れること。 そのための準備として、現在の事業でしっかりとお金を稼ぎ、資産形成へ効率よく流し込んでいくフェーズに入ったと考えています。



目標は1億円。4%ルールから逆算するリタイア後の資金計画



生活費を労働収入に頼らず、資産運用のみで賄っていくためには、論理的かつ現実的な資金計画が不可欠です。

現在想定しているリタイア後の生活費から逆算し、資産運用で安定して取り崩していける目標金額を設定しました。



月30万円の生活費を確保するための「9,000万円〜1億円」という試算

リタイア後の生活費として、ゆとりのある暮らしを維持するために「月額30万円(年間360万円)」を基準として設定しました。

資産運用の世界で一般的な「4%ルール(年間支出の25倍の資産があれば、運用益のみで資産を減らさずに生活できるという理論)」をこの金額に当てはめてみます。

年間360万円 ÷ 4% = 9,000万円

税金や突発的な出費、インフレリスクなどを考慮すると、やはり切りの良い「1億円」の個人資産をリタイア時の目標金額として据えるのが最も安全で確実です。



現在の運用実績と入金力から弾き出す「10〜16年」のタイムライン

現在行っているインデックス投資を中心とした資産運用は、ありがたいことに非常に順調に育っています。

このまま現在の事業の業績と入金力が維持できると仮定した場合、私の試算ではあと10年〜16年程度で目標の1億円に到達する見込みです。

10年という月日は決して短くはありませんが、無謀なギャンブルをしなくても、現在の事業と投資を地道に継続していけば確実に手が届くリアルな数字だと感じています。



事業資産の回収と、目標達成を前倒しする可能性



先ほどの「10〜16年」というシミュレーションは、あくまで個人の証券口座などで保有する「個人資産」のみをベースにした計算です。

しかし、セレクトショップを経営している以上、事業側にも相当な資産が留保されていくことになります。

これらを考慮すると、リタイアの時期はさらに前倒しできる可能性があります。



10年後の運転資金と在庫。事業終了とともに戻ってくるキャッシュ

事業を10年維持し続けた場合、店舗の運転資金や在庫資産だけで1億円近い規模になっている可能性があります。

事業をたたむ(廃業する)際には、仕入れた在庫を現金化し、運転資金として口座に留保していたキャッシュを回収することになります。

この「事業から戻ってくる手元資金」をリタイア資金に充当できるため、個人資産だけで1億円を作る前段階であっても、実質的なリタイアラインへ到達する時期は数年早まる公算が大きいと考えています。



M&A(事業売却)はアテにせず、まずは「個人資産のみ」で1億円を目指す理由

法人化して事業を第三者へ売却(M&A)し、売却益を得て一気にリタイアするという選択肢も理論上は存在します。

しかし、数年後に自分の事業がいくらで売れるのか、そもそも都合よく買い手が見つかるのかは不確定要素が多すぎます。

捕らぬ狸の皮算用で計画を立てるのは経営者としてリスクが高いため、事業売却はあくまでの「上振れ要素」として脇に置いておきます。

まずは「自分でコツコツと個人資産1億円を作り切る」ことを愚直なベースプランとして進めていきます。



2人の子どもが自立する頃。父親としての責任を果たしたその先へ



このリタイア計画を立てる上で、資産の数字と同じくらい重要な軸となっているのが「家族の成長イベント」です。

私には現在、11歳と8歳になる2人の子どもがいます。

父親としての責任を果たし切るタイミングと、リタイアの時期は密接に結びついています。



11歳と8歳の子どもたちが成人を迎えるタイミング

子どもたちが無事に成人(あるいは大学を卒業して社会人に自立)するまでの期間は、あと10年〜13年ほどです。

この期間は親としてしっかり働き、教育費や養育費を責任持って出し切り、社会へ送り出す義務があります。

奇しくも、子どもたちが自立を迎える「10〜13年後」という時期は、先ほど試算した「資産1億円達成(10〜16年)」のタイムラインとほぼ完全に一致します。



子育ての完走を見届け、第二の人生を自分のために生きる

子どもたちが親の手を離れ、自分の足で歩み始めたその瞬間こそが、私が父親としての役目を果たし終えるタイミングです。

子育ての完走を見届けた後は、いよいよ自分自身の人生を、自分のためだけに生きる「第二のステージ」へと移行します。

「子どもの自立」と「1億円の資産形成」。

この2つの条件が揃う10数年後を目指して、これからの日々を逆算しながら過ごしていこうと思います。



終わりを決めることで、今日からの事業経営も加速する



「一生この仕事を続けなければならない」と考えていた頃は、先の見えないマラソンを走っているような疲労感がありました。

しかし、「あと10数年、子どもが自立するまで」と明確な終わり(ゴール)を設定したことで、かえって日々の事業に対する集中力とブレない軸が生まれたと感じています。

なお、私が実際に取り組んでいる具体的なポートフォリオや資産運用の進捗・数字については、有料記事にて公開しています。

このリタイア計画の続きや事業の進捗については、また気が向いたときに発信していこうと思います。



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