
年末が近づくにつれて、事業の数字や来年の計画に意識が向く時期になりました。
一方で、この時期は思いがけない出来事が重なりやすいのも事実です。
今月は、事業そのものではなく、日常の中でいくつか想定外のことが続きました。
大きな問題ではないものの、気持ちの切り替えや判断力が試される場面もあり、あらためて「平常時のありがたさ」を感じる一ヶ月でもありました。
この運営日記では、セレクトショップを経営する中で感じたことや、日々の出来事を通して考えたことを、記録として残しています。
同じように事業を営んでいる方にとって、少しでも共感や気づきにつながれば幸いです。
年末にいろいろ起こりすぎた一週間

年末は毎年あわただしくなりますが、今年は特にいろいろなことが重なった一週間でした。
事業のほうは比較的落ち着いているにもかかわらず、私生活で想定外の出来事が続き、気持ちの整理が追いつかない感覚です。
これまでは「年末=仕事が忙しい」という印象でしたが、今年はどちらかというと、自分ではコントロールできない出来事に振り回されているような一週間でした。
こういう年もあるものだと受け止めつつ、今週起こった出来事を備忘録も兼ねて書いておこうと思います。
今週起こった三つの出来事

今週は大きく分けて三つ、少し厄介な出来事がありました。
どれも自分が原因というより、外部要因によるものばかりで、余計に疲れた印象があります。
ふるさと納税ワンストップ申請書の郵便事故
一つ目は、ふるさと納税のワンストップ申請書が不着になっていた件です。
今年は11月中旬にふるさと納税を行い、必要書類を準備して11月中に簡易郵便局から発送しました。
ところが確認してみると、5自治体すべてで書類が届いていないとのことでした。
住民票や免許証のコピーを同封していたため、控除の手続き以上に、個人情報の行方が気になっています。
年始には、発送元と思われる郵便局へ確認に行く予定です。
近所トラブルという想定外
二つ目は、近所の高齢の方との騒音に関するトラブルです。
「家の中がうるさい」との指摘を受けましたが、実際には家同士の距離もあり、こちらとしては心当たりがありません。
感情的な問題になりやすい内容だけに、今後どう展開するかは正直読めないところです。
必要以上に刺激しないよう、冷静に対応していくしかなさそうです。
クレジットカードの突然のロック
三つ目は、クレジットカードの利用停止です。
年末の買い物で、比較的高額な決済を2日続けて行ったところ、不正利用の疑いがあるとしてカードがロックされました。
別のカードも同様に止められ、結局は電話で解除手続きを行うことに。
セキュリティ対策とはいえ、自分の意思で正当に使っている中で止められるのは、なかなかストレスを感じます。
そろそろ、カードの使い方や種類を見直す時期なのかもしれません。
貰い事故が続いた年末に思うこと

振り返ってみると、今回の出来事はいずれも自分が何か判断を誤った結果というより、いわば「貰い事故」のようなものばかりでした。
年末はどうしても気が張り詰めがちですが、こうした出来事が重なると、気持ちの余裕が削られていくのを実感します。
それでも、冷静に全体を見渡してみると、必要以上に悲観するほどの話ではないとも思います。
起きてしまったことは仕方がありませんし、あとは一つずつ対応していくだけです。
事業ではなく私生活で起きたトラブル
例年であれば、年末に頭を悩ませるのは売上や在庫、来期の計画といった事業に関することでした。
ところが今年は、仕事とは直接関係のない私生活の部分で、想定外のトラブルが続きました。
事業のことはある程度コントロールできますが、私生活で起きる問題は自分の努力だけではどうにもならないことも多くあります。
だからこそ、余計に疲れを感じたのかもしれません。
それでも今年は悪くない一年だった
とはいえ、一年全体で見れば、決して悪い年ではありませんでした。
事業も大きな問題なく進み、資産運用もコツコツと積み重ねることができました。
年末に起きた出来事だけを切り取ると大変な印象がありますが、長い目で見れば一時的な出来事に過ぎません。
こうした経験も含めて、来年をより良い一年にするための材料だと捉え、気持ちを切り替えていきたいと思います。
今年も無事に一年を終えられたことに感謝しつつ、来年も淡々と、自分のペースで積み重ねていくつもりです。
問題を発見する技術【セレクトショップ運営日記】
事業の停滞や赤字には必ず理由がありますが、その多くは「本当の問題」を直視できていないことに起因します。 経営が苦しい時、つい「もっと頑張れば」「景気が良くなれば」と精神論や外部環境に理由を求めたくなりますが、それでは状況は一向に改善しません。 上昇軌道に戻るための第一歩は、現在の経営状況を冷徹に数字に置き換え、真の問題点がどこにあるのかを特定することから始まります。 「なんとなく売れていない」を「何が、いつ、どこで、なぜ選ばれていないのか」という具体的な数字まで分解し、分析する。 そこまで落とし込んで初め ...
EC売上を伸ばすには【セレクトショップ運営日記】
「ECサイトを作れば、全国のお客様に商品が売れる」 そんな期待を抱いてネット販売を始める方は多いですが、現実はそれほど甘くありません。 店頭販売をメインにしている方には実感が湧きにくいかもしれませんが、ECの世界に一歩足を踏み入れた瞬間、あなたのショップは全国の強力な競合店と、24時間365日、常に比較され続けることになります。 これは「うちは関係ない」と目をつぶっていても避けられない、残酷なまでの競争原理です。 お客様が検索画面で商品を天秤にかけるとき、あなたのショップは何で選ばれるでしょうか。 あるい ...
二極化【セレクトショップ運営日記】
今後数年で、日本の地方都市におけるセレクトショップの風景は一変するでしょう。 一部の人口集中地域を除き、地方の衰退はもはや避けることのできない現実です。 街から人が消え、誰もがスマートフォン一つで世界中の商品を手に入れられる今、かつてのような「店頭に人を呼ぶ」という商売の形は、成立しなくなってきています。 厳しい言い方ですが、地方のセレクトショップが存続するための道は、もはやECサイトで圧倒的な売上を伸ばす以外にありません。 ネットの普及は、実店舗の存在価値を根本から変えてしまいました。 これを突き詰めて ...
効率化【セレクトショップ運営日記】
事業が軌道に乗り、売上が伸びてくると、必ず直面する壁があります。 それは「業務過多」という問題です。 ここで多くの経営者は「人を雇って解決しよう」と考えがちですが、私は安易な雇用には慎重であるべきだと考えています。 なぜなら、スモールビジネスの美学とは、雇用を最小限に抑えつつ売上を最大化させることにあるからです。 「売上が伸びたから雇用する」というのは一見正論に聞こえますが、一度固定費(人件費)を抱えてしまえば、売上が落ち込んだ時に身動きが取れなくなります。 雇用が売上を作るのではなく、仕組みが売上を作る ...
「繋がり」に意味はない。【セレクトショップ運営日記】
「ビジネスを成長させるには、人との繋がりが大切だ。」 巷のビジネス書やセミナーでは、耳にタコができるほど繰り返される言葉です。 しかし、セレクトショップを経営して十数年。現場の最前線で数字と向き合い続けてきた私が辿り着いた結論は、その真逆でした。 「経営に、繋がりなんて必要ない。」 これは決して冷笑的な意味ではありません。 不特定多数のお客様を相手にする小売業において、また、シビアな条件が求められるブランドとの仕入れ交渉において、個人的な「繋がり」がプラスに働いたことなど一度もなかったからです。 むしろ、 ...
消えないお金の不安【セレクトショップ運営日記】
事業を始めて十数年が経ちました。 振り返ってみると、売上が立たなかった頃も、事業が軌道に乗った今も、「お金の不安」が完全になくなった時期は一度もありません。 赤字の頃は、目の前の支払いに追われる不安がありました。 そして黒字になった今は、「この状況はいつまで続くのか」「もし何かあったら」という、別の種類の不安を抱えています。 結局のところ、事業を続けている限り、お金の悩みは形を変えて付きまとってくるものなのだと、最近は感じるようになりました。 それでも、考え続ける中で一つだけ確信したことがあります。 お金 ...





